「グルタミンって、飲んだ方がいいですか?」——よく聞かれます。正直に言うと、全員に必要なものではありません。でも僕自身は、10年前から飲み続けています。この記事では、プロテインが体質的に合わない僕が、なぜグルタミンを”手放せない一手”にしているのかを、正直に書きます。もともと大学で体の仕組み(脊椎の応力解析)を研究していた立場から、煽らず・盛らずに整理します。

グルタミンって、飲んだ方がいいんですか?

全員には、必要ないです。でも僕は10年飲んでる。プロテインが合わないからなんです。順番に話しますね。
きっかけ:疲労で「風邪ひくな」と思って飲み始めた
飲み始めたのは10年前。トレーニングの疲労が多くて、「あ、これ風邪ひくな」という感覚があって、そこからです。
よく「疲れてるならトレーニングを減らせば?」と言われます。でも僕は、それはナンセンスだと思っています。減らすんじゃなくて、栄養が足りていないだけ。だから、削るより、足す。
体感として、グルタミンを飲んでいる時期は、風邪が減っている気がします。——あくまで「気がする」です。断言はしません。(グルタミンと風邪予防のデータは、一般の人ではまだ弱く、はっきりしているのは過酷な持久系アスリートくらい、というのが正直なところです。)
グルタミンは”体で作れる”側のアミノ酸(準必須アミノ酸)
まず立ち位置から。アミノ酸は全部で20種類。うち9個は自分で作れない「必須」、残り11個は自分で作れる「非必須」。グルタミンはこの非必須(作れる側)の代表です。
9種
体で作れない
11種
体で作れる
正確には、ふだんは作れるけれど、風邪や激しい運動で消費が増えた時だけ足りなくなる“準必須(条件付き必須)”。この「体で作れる」が、あとの”お金の話”で効いてきます。(必須アミノ酸そのものはタンパク質とアミノ酸の話(テトリスで)で解説しています。)
グルタミンの働き:腸と免疫がよく使う、体で一番多いアミノ酸
グルタミンは体の中で一番多いアミノ酸で、腸と免疫の細胞がよく使うのが特徴です。ふだんは足りていますが、”使う量が増える時”にドッと減ります。
○ 筋トレした後(回復に体力を回すから、一時的に下がる)
○ 季節の変わり目
○ 夏の終わり
「この時期、体調を崩しやすいな〜」ってありますよね。まさに、グルタミンがよく使われる時です。
僕が飲む”最大の理由”:プロテインが10gしか飲めないから
ここが、僕がグルタミンを飲む一番の理由です。僕、プロテインが合わないんです。具体的には、10gくらいしか飲めない。それ以上だと、お腹を下します。だから食材でもタンパク質を摂っていますが、それでも足りない。
僕の場合、この組み合わせなら下しません。グルタミンの最大のメリットは、お腹を下さないこと。つまり、下さずに“5g分のタンパク質”を足せる。これが僕には大きいんです。(プロテインでお腹を下す原因はこちらで詳しく書いています。)
「EAAとプロテインでよくない?」への答え
よく言われます。「それ、EAA足せばよくない?」って。——そこは、はっきり否定します。
まずEAAは高い。そして、まずい。不味すぎる。プロテインに混ぜたら、味を殺します。その点、グルタミンは無味。プロテインの味を邪魔しません。しかもプロテインより安い。だから”味を変えずにタンパク質を足す”なら、こっちなんです。
もう一つ、これは僕の考え方なんですが。さきほど「体はグルタミンを他のアミノ酸から作れる」と言いました。だったら、安いグルタミンを直接足して、プロテインは他の仕事に回ってもらえたら、ちょっと得な気がする。——あくまで僕の感覚で、厳密な栄養学というより、「そう考えると納得して続けられる」くらいの理屈です。
飲み方:プロテインに混ぜる。具合が悪い時はポカリに
基本はプロテインに混ぜて飲みます。無味だから、味を邪魔しません。そして、本当に具合が悪い時は、ポカリの粉に混ぜてグルタミンと一緒に飲む。水分・電解質と同時に入れられるので。
1回あたり およそ15円
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いる人・いらない人(正直に)
印象の話ですが——プロテインが合わない人は、体調を崩しやすい人が多い気がします。というより、栄養が足りていない人が崩している印象。あくまで印象です。そういう人には、グルタミンは”下さずにタンパク質を足せる”手になります。
逆にいらない人は、プロテインだけで平気な人。余計なことを考えないに越したことはないので、それも正解です。
おまけ:グルタミンは血液の”窒素の運び屋”
豆知識を一つ。グルタミンは、血液の中で”窒素(アンモニア)の運び屋”もしています。体で出るアンモニア(NH₃)は毒性があって危ないので、グルタミンが安全な形に包んで、肝臓・腎臓へ運んで処理してもらう。免疫に使われるだけでなく、体の中を掃除して回る“働き者”。だから、体が一番たくさん持っているんですね。
【今日の結論】
・グルタミンは準必須アミノ酸(ふだんは体で作れる)。全員に必須ではない
・僕が飲む最大の理由はプロテインが10gしか飲めないから。下さずにタンパク質を5g足せる
・EAAは高くて不味い/グルタミンは無味で安いのでプロテインに足しやすい
・プロテインだけで平気な人は、それで正解
サプリは「足りない土台」を埋めるもの
土台はあくまで、ごはんと睡眠、そしてプロテイン。グルタミンは、それでも足りない僕のような人の“下さずに足す一手”です。自分に本当に必要かどうかを、広告ではなく仕組みで判断する——これが「運動的IQ」です。栃木県小山市のパーソナルジム PUTTERS では、機械やサプリに頼り切らず「自分で動いて、日常で使える体」を作る指導をしています。サプリ選びのご相談だけでも歓迎です。
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※この記事は一般的な栄養の考え方と、松本個人の体験・感想をまとめたものです。効果には個人差があり、体調・体質は人によって異なります。持病・アレルギー・治療中の方、たんぱく質制限がある方は、必ず主治医の指示に従ってください。
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