
1日2Lって、まとめて一気に飲んじゃダメなんですか?

それ、ほとんど素通りします。水は”こまめに+ほんの少し塩”が、いちばん吸われるんです。
「1日2L」と聞いて、まとめて一気飲みを考える人へ。結論から言うと、良くないです。元々は大学で骨折予防(脊椎の応力解析)を研究していた立場から、体を「イメージ」ではなく仕組みで解説します。
一気飲みは、意味がない
「1日2L」と聞くと、一気に飲もうとする人がいます。でも、良くない。吸収率は人によって違うので一概には言えませんが、少なからず、一気には吸収できません。ちょっとずつ飲むのが正解です。
とくにトレーニング中は、ほんとうにこまめに。僕は1セットおきに飲みます。もはや、水分補給がトレーニングなのか、と錯覚するレベルです。
実は「水だけ」は、素通りしやすい
意外かもしれませんが、水は単体だと吸収されにくく、そのままおしっことして流れやすい。
おしっこが透明すぎるのは、いいこと?
じつは、そうとも限りません。理想は“薄い黄色”。完全に透明で、量も多いなら、それは水だけをガブ飲みして”素通り”しているサインかもしれません。透明=優秀、ではないんです。
塩が、水を”連れて入る”
なんで水だけだと流れるのか。ここが仕組みです。腸で水が吸収されるとき、塩(ナトリウム)が、水を連れて入ってくれる。塩が吸収される→それを追いかけて、水も一緒に吸い込まれる。だから、水にほんの少し塩を足すと、吸収率が上がります。
風邪や脱水のときにOS-1やポカリを飲むのは、まさにこれ(塩+糖)。糖にも同じ”連れて入る”働きがあります。
どのくらい塩を足す? 1Lに、ひとつまみ
日常なら、1Lにひとつまみ〜0.5gほどで十分です。舐めて「かすかに塩気」くらいの薄さ。コップ1杯なら、ほんのひとつまみで大丈夫です。
毎回、塩を入れた方がいいの?
いいえ。毎回は入れなくていいです。日本人は、ただでさえ塩分が多め。塩を足すのは大量に汗をかいた日(夏・トレーニング)だけで十分。ふだんの水分は、食事の塩で足りています。「吸収がいいから」と塩を入れすぎると、今度は塩分過多になるので、そこだけ注意。
塩を足すなら、ぬちまーす
足すなら、僕はいつもぬちまーす(沖縄の海水塩)を使います。精製塩(ほぼ塩化ナトリウム)と違って、マグネシウムなどのミネラルごと戻せるから。汗で失うのは水と塩だけじゃなく、ミネラルも一緒なので。水+ひとつまみに、これがちょうどいい。
僕の”黄色い飲み物”の正体は、EAA
ちなみに、僕が常に飲んでいる黄色い飲み物の正体はEAA(アミノ酸)です。アミノ酸も、塩や糖と同じで”水を連れて入る”働きがあるので、少量入れています。ただ、EAAは万人に必要なものじゃないので、推しはしません。あくまで僕の工夫です。まずは”水+ひとつまみの塩”で十分。
【今日の結論】
・水は一気飲みしても吸収できない=こまめに飲む
・水だけは素通りしやすい=塩が水を”連れて入る”(OS-1・ポカリの仕組み)
・足すのは汗をかいた日に、1Lひとつまみ。毎回は不要(塩分過多に注意)
身体は「イメージ」ではなく、仕組みで考える
これが「運動的IQ」です。あわせて、水・コーヒー・お茶の「数え方」と、夏はなぜ麦茶なのかも読むと、夏の水分補給はほぼ完璧になります。栃木県小山市のパーソナルジム PUTTERS では、機械や気合いに頼らず「自分で動いて、日常で使える体」を作る指導をしています。体験・ご相談はお気軽に。
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※腎臓・心臓など、塩分や水分の制限がある方は、必ず主治医の指示に従ってください。この記事は特定の診断・治療を保証するものではありません。

コメント
コメント一覧 (1件)
[…] ちなみに僕も、トレーニング中に黄色いEAAを飲んでいます。でもあれは水の吸収を上げるための工夫(アミノ酸が水を”連れて入る”)であって、”足りないから”ではありません。まずは卵・魚・大豆。ここが揃えば十分です。 […]