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歩いても腰痛が治らない本当の理由|犯人は「中臀筋」|元研究者が解説

2026 8/04
トレーニング
2026年7月20日2026年8月4日

歩いても腰が疲れる。マッサージに行っても、すぐ戻る——。じつは、歩いても腰痛が治らない本当の原因は、腰じゃなくて「お尻(中臀筋)」が弱っていることだったりします。元々は大学で骨折予防(脊椎の応力解析)を研究していた立場から、体を「筋肉」ではなく「力の流れ」で正直に解説します。名前は覚えなくて大丈夫、”流れ”だけ持ち帰ってください。

歩くと腰が疲れるんです。マッサージ行っても、すぐ戻っちゃって…

それ、腰が悪いんじゃないんです。犯人はお尻(中臀筋)。腰が”かばってる”だけなんです。

・歩くと腰が疲れる、定期的に腰が痛くなる
・マッサージに行っても、すぐ戻る
・たくさん歩いても、腰痛が良くならない

この記事を読む方は、こんな事を気にしているのではないでしょうか。先に結論を言うと、腰痛の多くはお尻(中臀筋)が弱って、その仕事を腰が代わりに背負っている状態です。だから、腰をいくら揉んでも治らない。

【この記事で分かる事】
・歩いても腰痛が治らない理由
・お尻の中でカギを握る「中臀筋」の話
・”たくさん歩けば治る”が間違いな理由

目次

歩いても腰痛が治らないのは、なぜ?

そもそもお尻の筋肉は、3つあります——大臀筋・中臀筋・小臀筋。大・中・小、つまり大きさ順で覚えやすいですよね。お尻で一番大きいのは大臀筋。でも、日常で一番忙しいのは「中臀筋(ちゅうでんきん)」です。お尻の横にある筋肉で、腰が痛くなる人にいちばん注目してほしい筋肉です。

中臀筋の仕事はたくさんありますが、今日は一個だけ。歩く時、片足になった一瞬に、骨盤が傾かないよう支えているんです。つまり、歩くたびに働いている筋肉。ところが、リモートワークやデスクワークで座る時間が増え、お尻が弱った人がすごく増えました。便利になるほど、弱くなっていく筋肉——それがお尻です。

お尻が弱ると、なぜ腰が痛くなる?

人の体は、使いやすい筋肉を優先して使います。お尻が使いにくくなった人は、無意識にお尻の動きを最小限にして、腰で支えるようになる。これは、いわば体の「エコモード」です。省エネで動けてしまうぶん、負担が全部、腰に集まる。凝っている(痛い)のは”結果”であって、”原因”はお尻がサボっていること。だから腰を揉んでも、戻ってしまうんです。

お尻の筋肉は大臀筋・中臀筋・小臀筋の3つであることを示した解剖図
お尻はひとつの筋肉ではありません。腰痛のカギは真ん中の中臀筋です。
=腰痛が治らないのは、原因が「お尻(中臀筋)のサボり」だから。

「たくさん歩けば治る」は、じつは間違い

「歩く量が減ったのが原因なら、たくさん歩けば治るんじゃないの?」——そう思いますよね。答えは、いいえです。

歩くとき片足になった一瞬に骨盤が傾かないよう支える中臀筋の図
歩くたびに働く筋肉。片足になった一瞬、骨盤を傾かせないのが仕事です。

中臀筋は、確かに歩けば使います。でも、エコモードのまま何万歩あるいても、結局かばうのは腰。だから腰が痛くなる。大事なのは歩数じゃなくて、「お尻で支える感覚」そのものを取り戻すことです。歩く前に、まずお尻のスイッチを入れ直す必要があります。

=歩数を増やす前に、お尻で支える感覚を取り戻す。順番が逆だと治らない。

まず1種目|腰に逃げた仕事を、お尻に戻す

お尻のスイッチを入れ直す種目を一個。横向きに寝て、両膝を軽く曲げ、かかとをつけたまま、貝が開くように上の膝だけパカッと開く(クラムシェルという種目です)。コツは一個だけ——骨盤を後ろに倒さない。体ごと開くと、お尻から刺激が逃げます。お尻の横がじんわり辛ければ正解です。

これは、ただのお尻トレーニングじゃありません。腰に逃げていた仕事を、お尻に戻す練習です。ここでお尻に刺激が入れられると、歩く時に腰でしか支えられなかった人が、少しずつお尻で支えられるようになっていきます。

まとめ|腰痛は「腰」より先に「お尻」

【今日の結論】
・歩いても治らない腰痛の原因は中臀筋(お尻)のサボり
・弱ると体がエコモードになり、腰が代わりに支える
・歩数を増やす前に、お尻で支える感覚を取り戻す

じつは中臀筋は、繊維が3方向に分かれています。今日やったのは、その中の一番わかりやすい「後部」。3方向の使い分けまでやると長くなるので、クラムシェルの実際の動き(骨盤を倒さないコツ)は、実技つきで動画にまとめました。1日少しずつでいいので、こちらを見て真似してみてください。

▶ 動画で見る(腰痛の犯人・中臀筋のやり方)

【あわせて読みたい】
▶ 横腹が痩せない犯人も、じつはお尻(中臀筋の使い分け) → 記事で読む
▶ 「自分で動かせる」と体に残る・EMSと脳の話 → 記事で読む
▶ 反り腰はお尻を鍛えても治らない・骨盤を支える腸腰筋の話 → 記事で読む

身体は「筋肉」ではなく、物理現象として読み解く

これが「運動的IQ」です。どの動画・記事から見ても学べる”運動の教科書”を、数年かけて作っています。栃木県小山市のパーソナルジム PUTTERS では、機械や気合いに頼らず「自分で動いて、日常で使える体」を作る指導をしています。体験・ご相談はお気軽に。
▼ LINEで相談:https://lin.ee/xbGW2yf

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この記事を書いた人

松本大樹のアバター 松本大樹

松本大樹(運動的IQ)|栃木県小山市のパーソナルジムPUTTERS代表。元ジャニーズ事務所の専属トレーナー。芝浦工業大学・生体機能工学出身。運動と栄養を「仕組み」から解説しています。

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コメント

コメント一覧 (2件)

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    2026年7月20日 11:47 PM

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