「横腹をスッキリさせたい」。そう思って横腹(腹斜筋)を一生懸命ねじったり倒したり——でも痩せない。じつは、横腹が痩せない原因は、横腹じゃなくて「お尻」だったりします。元々は大学で骨折予防(脊椎の応力解析)を研究していた立場から、体を「筋肉」ではなく「力の流れ」で正直に解説します。名前は覚えなくて大丈夫、”流れ”だけ持ち帰ってください。
横腹、鍛えてるのに全然スッキリしないんです…
横腹はね、単体で鍛えられない筋肉なんです。カギは、まさかのお尻。
・横腹を痩せたい、スッキリさせたい
・鍛えてるのに横腹が変わらない
・お腹の運動が、なんだか効いてる気がしない
この記事を読む方は、こんな事を気にしているのではないでしょうか。先に結論を言うと、横腹(腹斜筋)は「お尻(骨盤)」が土台になって、はじめて働く筋肉です。だから横腹をいじる前に、お尻を見直すと近道になります。
【この記事で分かる事】
・横腹(腹斜筋)を単体で鍛えられない理由
・カギがお尻=中臀筋にある話
・お尻の筋肉、鍛えるのは「3つのうち2つ」でいい
横腹(腹斜筋)は「団体競技」の筋肉
お腹の横についている筋肉を「腹斜筋」と言います。この腹斜筋、鍛えるのが難しい。理由は、単体で動く筋肉じゃないからです。スポーツに個人競技と団体競技があるように、腹斜筋は団体競技。ひとりでは仕事ができません。
体はこんな「4人チーム」でつながっています——骨盤・腹斜筋・肋骨・胸椎(背骨の胸の部分)。腹斜筋は肋骨と骨盤にくっついていて、その2つに”動かされて”働きます。そして肋骨は背骨(胸椎)に連動して動く。つまり——
じつは 骨盤 と 胸椎 の2人
だから、横腹を細くしたければ、腹斜筋を直接いじるより「骨盤」と「胸椎」を鍛える——これが遠回りに見えて一番の近道。今日は、そのうちの「骨盤(お尻)」の話です。
「骨盤を鍛える」=たくさん動かす、じゃない
ここが勘違いされやすいところ。骨盤がグラグラだと、腹斜筋がどれだけ頑張っても力が逃げます。だから「骨盤を鍛える」というのは、骨盤をたくさん動かすことじゃありません。むしろ逆で、必要以上に動かないよう”安定させる”ことです。
じゃあ、どうやって骨盤を安定させる?
骨盤を安定させるには、お尻の筋肉が要ります。お尻の代表は3つ——大臀筋・中臀筋・小臀筋(大きい順に名前がついてます)。この中で、骨盤の横ブレを止めるのに大切なのが「中臀筋(ちゅうでんきん)」。お尻の横にある筋肉です。
中臀筋は「3つのうち2つ」でいい
じつは中臀筋は、前部・中部・後部と3方向に分かれています。ここで大事な“引き算”を1つ。
なぜ前部が要らないか。前部は、ほとんどの人がもう使えているんです。むしろ使いすぎて硬い人が多い。そこをさらに鍛えると、逆効果になります。前部を鍛えるのは、どちらかというとアスリート向け。だから一般の人が覚えるのは、後部と中部の2つだけ。これで十分です。
まとめ|横腹の前に、土台(お尻)
【今日の結論】
・横腹(腹斜筋)は単体で鍛えられない=団体競技
・主導権は骨盤(お尻)と胸椎が握っている
・お尻は中臀筋の「後部と中部」を。前部は要らない
この種目のゴールは、日常で中臀筋が勝手にオンになる体を作ること。中臀筋が働けば、日常生活で腹斜筋も自然に使われます。1日5分の種目より、残りの23時間が変わる方が、ずっと効きます。言葉より実際の動きが早いので、中臀筋の効かせ方(横向きで少し脚を上げる種目)は、実技つきで動画にまとめました。
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身体は「筋肉」ではなく、物理現象として読み解く
これが「運動的IQ」です。どの動画・記事から見ても学べる”運動の教科書”を、数年かけて作っています。栃木県小山市のパーソナルジム PUTTERS では、機械や気合いに頼らず「自分で動いて、日常で使える体」を作る指導をしています。体験・ご相談はお気軽に。
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