「今からじゃ、もう遅いですよね」——お客さんに、いちばん言われる言葉かもしれません。
50歳の人は「40歳から始めればよかった」と言う。40歳の人は「30歳から」と言う。私も19歳の終わりに筋トレに出会って、しばらくは「14歳から始めていれば」と思っていました。
昔、興味本位で読んだ論文があります。人がいちばん強く後悔するのは、「もう二度と取り戻せない機会」だ、という研究(Beikeら, 2009)。やり直せることへの後悔は、意外と小さい。取り返しがつかないと感じたものほど、後悔は重くなる。
この話、すごく腑に落ちました。「あのとき始めていれば」がつらいのは、その時間だけは、もう戻ってこないからです。
でも今は、こう思っています。今日が、いちばん若い日。今日やっていることが、いつも正解です。
筋トレは、いつ始めたかじゃなくて、いつまで続けられたか。スタートの遅さは、続けた長さで、いくらでも塗り替えられます。
そして正直に白状すると——私はたぶん、やめた瞬間に、めちゃくちゃ後悔すると思っています。しかもそれは、あの論文でいう「取り返しのつかない後悔」の側だと、もうわかっている。だから、やめません。
なんだか、スラムダンクの三井寿みたいですね。試合の終盤、体力が尽きて倒れ込み、ポカリを飲み干しながら「俺はなぜ、あんな無駄な時間を過ごしたんだ」とうなだれる、陵南戦のあのシーン。私は、あれがけっこう好きなんです。
めっちゃ余談ですが、私の人生も、けっこう泥臭かったんです。だから息子には、スマートに生きてほしくて——「楓」と名付けました。
これは、栃木県小山市のパーソナルジム PUTTERS の松本の”独り言”です。体のこと・トレーニングのことは、LINEからお気軽にどうぞ。

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