「人という字は、人と人が支え合ってできている」
昔から、この言葉があまり好きじゃないんです。
責任のなすりつけのように聞こえてしまうから。「支え合い」という言葉の裏で、ただ誰かにもたれかかっているだけのことも、けっこうある気がして。
体も同じです。ちゃんと働いていない筋肉があると、都合のいい腰と膝と肩に逃げやすくなる。支え合っているんじゃなくて、押し付け合っている。
……なんて偉そうに書いていますが、これは全部、昔の自分に刺さる話でもあります。
大学では、背骨の研究をしていました。電車の中でも論文を読んで、365日、朝8時に研究室に着いてから、夜中まで。頑張ってるつもりでした。
でもある日、仲間にこう言われました。
「お前がチームの足を引っ張ってる。邪魔だから消えてくれ」
頑張ってるつもりでも、方向が違えば、チームにとってはただの邪魔になる。あのときの自分は、たぶん、支えているつもりで、もたれかかっていました。
筋肉もバランスが大切です。強いかどうかより、それぞれが自分の仕事をしているか。一個がサボると、どこかが無理をする。
あの頃わからなかった背骨のことを、今こうして毎日話しているのは、ちょっと不思議です。
だから今は、あの言葉をこう読み直しています。
「支え合う」の前に、まず自分の足で立つ。そのうえで、隣を支える。
たぶんそれが、本当の意味での「人」なんだと思います。
これは、栃木県小山市のパーソナルジム PUTTERS の松本の”独り言”です。体のこと・トレーニングのことは、LINEからお気軽にどうぞ。

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