実際にお客さんから聞かれた質問です。体の細い女性のお客さんでした。
毎回整体に行くと揉み返しがくるんだけど、なんでですか?
体が薄いからです。同じ強さで押されても、筋肉や脂肪が少ない人ほど、中で受ける力が大きくなります。
【この記事で分かること】
・体が細い人ほど揉み返しが強く出る理由
・硬い人ほど、同じ強さで押されても傷みやすい理由
・そもそも、なぜ細い人ほど体が硬いのか
・「硬いから強く押す」が一番よくない組み合わせであること
・毎回同じところに戻ってしまう人が、次にやること
なぜ細い人ほど、揉み返しが来るのか
押す力は、触れている面積で分けられます。厚みがあれば力は広い範囲に散りますが、薄いと一点に集まります。
しかも、深いところにある筋肉は、押す指と、その奥の骨との間で挟まれます。厚みがある人にはクッションがありますが、細い人にはそれがありません。
同じ強さで押されても、筋肉が受ける力はまったく違います。体の細い人と、体格のいい人に、同じ強さで押してはいけないということです。
硬い人ほど、逃げ場がありません
もう一つあります。
緩んでいる筋肉は、押されると形を変えて力を逃がします。張っている筋肉は、変形しないので逃がせません。その場で全部受け止めることになります。
つまり、硬い人ほど、同じ強さで押されても傷みやすい。
「硬いから強く押す」が、一番よくない組み合わせなんです。
そもそも、なぜ細い人は硬いのか
ここが本題です。
筋肉が少ないと、少ない筋肉で姿勢を支え続けることになります。一つひとつが休みなく働くので、緩む時間がありません。それがそのまま硬さになります。
硬いから弱いのではなく、弱いから硬いんです
順番が逆に思われがちですが、私は押して硬い人を見ると「この筋肉は弱いのかもしれない」と考えます。
硬い、と言われたら、世の中の反応は「伸ばす・ほぐす・揉む」です。私は「支える力が足りていないのではないか」を先に疑います。
だから、揉んでも戻ってしまいます
長く続く硬さは、筋肉が固まってしまった状態というより、脳が力を出し続けて、張力を作り直している状態です。
支える力が増えないかぎり、脳は緊張を手放しません。だから、施術で緩んでもまた戻ります。毎回揉み返しが来るのは、毎回同じところに戻っているからです。
今日からできること
まず「弱めにしてください」と伝える
整体が悪いわけではありません。強さが体に合っていないだけです。
ひとこと「弱めでお願いします」と伝えてみてください。それだけで揉み返しはかなり減ります。強くしてもらうほど効く、ということはないです。
根本を変えるなら、伸ばすより支える
硬さの正体が「脳が出し続けている張力」なら、やることは一つです。その範囲を自分で支えられるようにすること。
自分でコントロールできると分かると、脳は防御の緊張を自分から下げます。伸ばして緩めるのではなく、支えられて緩むんです。
【今日の結論】
・体が薄いと、押す力を受け止める面積が小さく、深い筋肉が指と骨の間で挟まれる
・張っている筋肉は変形できない=力を逃がせないので傷みやすい
・「硬いから強く押す」が一番よくない組み合わせ
・細い人が硬いのは、少ない筋肉で姿勢を支え続けているから=硬いから弱いのではなく、弱いから硬い
・長く続く硬さは脳が作り直している張力=揉んでも戻る
・まずは「弱めでお願いします」。根本を変えるなら伸ばすより支える
「伸ばすより支える」が実際にどういうことなのかは、もも裏を例に実技で撮ってあります。硬さで悩んでいる方は、こちらが一番分かりやすいと思います。
硬さは、強く押して取るものではありません
揉み返しが来るのは、体が弱いからでも、我慢が足りないからでもありません。体の厚みと、硬さの中身に、強さが合っていないだけです。自分の体に何が起きているかで判断できるようになること。これが「運動的IQ」です。栃木県小山市のパーソナルジム PUTTERS では、気合いや道具に頼らず「自分で動いて、日常で使える体」を作る指導をしています。体験・ご相談はお気軽に。
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※感じ方には個人差があります。強い痛み・しびれ・長引く不調がある方は、無理をせず医療機関にご相談ください。

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