問題です。
大きなポテトチップスを食べます。
ポテトチップスは200g、カロリーは720kcal。
7200kcal摂取で、脂肪が1kg増えるとします。
ポテトチップスを食べ終わって30分後に体重を測ったら、どれくらい体重が増えているでしょう?
…
答えは、約200gです。
720kcal÷7200kcalで、脂肪は100g。そう計算した人、多いんじゃないでしょうか。
でも30分後の体重計が測っているのは、脂肪じゃなくて、ポテトチップスそのものなんです。
食べた200gが、まだお腹の中にある。それだけなんですよね。
体重計は、中身を見分けられません。
脂肪も、水も、さっき食べたポテトチップスも、全部同じ1gとして測ります。
だから、食べた次の日に体重が増えていても、それがそのまま脂肪というわけではないです。
増えた分の多くは、まだ体の中を通っている途中の食べ物と水です。
逆に、1日で体重が減ったときも同じです。脂肪が落ちたわけじゃないことがほとんどです。
…
統計学をやったことがある人には馴染み深いかもしれませんが、測った数を「N」って呼びます。
たとえば体重を100回測ったら、N=100。
統計学的に、Nが小さいとゴミって呼ばれたりします。
朝1回だけ体重計に乗って、「増えた」「減った」。
これ、N=1なんです。
その1回の数字には、さっき食べたポテトチップスも、飲んだ水も、まだ出ていないものも、全部入っています。
ポテトチップス200gで、体重は200g動きます。
その中で、脂肪が100g増えたかどうかなんて、1回測っただけでは分かりません。
だから、Nを増やす。
毎日測って、1週間、1か月と並べてみる。
食べ物や水の上がり下がりは、並べていくうちにならされていきます。そこで残った傾きが、ようやく脂肪の話です。
1回の数字で落ち込むのも、喜ぶのも、まだNが足りていないんですよね。
体重計の数字に、一喜一憂しすぎないでくださいね。

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