セッションをしながら、たまに学歴のことを考えます。
僕は学士です。本当は修士に行きたかったし、博士も取りたかった。僕がいた大学の研究室は、8割が院に進みました。だから今でもたまに思います。「修士です」と言えていたら、僕の言うことを聞いてくれる人はもっと増えていただろうな、と。
でも、行かなかった。
2年を勉強に使うということは、僕にとっては5000セッションを失うということでした。2年間、人の体に手を当てて、目の前で変わっていくのを見て、考えて、また試す。その5000回が丸ごと消える。
トレードオフだったんです。勉強はしたかった。でも僕は、仕事を選びました。
どっちが正しいという話ではありません。修士に行った人はその2年で僕が持っていないものを手に入れているし、僕はその2年で5000回ぶんの現場を手に入れた。同じものは手に入りません。ただ、選ばなかったほうは一生ついてきます。看板は、後から買えないので。
面白いのは、学歴が高いお客さんほど、僕の言うことを素直に聞いてくれることです。お医者さんのお客さんもいます。体のことは当然詳しい。それでも「この分野は松本さんのほうが正しい」と言って、そのとおりに動いてくれます。
たぶん、自分の専門の外では自分は素人だということを、訓練で身につけている人たちなんだと思います。学歴そのものというより、そこじゃないかと。
そんなことを思いながら、今日もセッションをしています。5000回のほうは、今日も1回ぶん増えるので。
これは、栃木県小山市のパーソナルジム PUTTERS の松本の”独り言”です。動画はYouTubeに、体のこと・トレーニングのことはLINEからお気軽にどうぞ。

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